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入江 泰吉
商品の説明
内容紹介
生涯を奈良大和路とともに生き、その写真を撮りつづけてきた入江泰吉にとって仏像や寺・神社はまた格別の対象といえよう。彼が戦災に遭った大阪から故郷大和にもどった時、疎開先から帰ってきた東大寺の仏像が近くアメリカに送られると聞き、なんとかカメラに収めたいと撮影したのが彼の大和路へのスタートであった。それだけに、この巻に掲載された仏たちは、そうした思いが込められた祈りにも似た姿が写し出されている。それとともに、東大寺、法隆寺、薬師寺といった数々の寺たちもわが庭のように親しんだ入江の世界で、変わらぬ優美なたたずまいをみせている。 入江の自宅は東大寺戒壇堂から歩いて間もない所にあり、いわば東大寺の庭の中に住んでいるといえる。あの傑作と名高い「四天王」も身近な存在であったであろう、そんな親しさが感じられるのも彼の作品の魅力となっている。この巻では膨大なフィルムの中から代表作と未発表も含む入江の世界を味わうことができる。
出版社からのコメント
壮大な伽藍を誇る大寺・大社から、今は礎石しか残さぬ寺跡まで、崇高さの中に優しさがあふれる入江芸術の真髄。
エッセイ・栗田勇
登録情報
単行本: 138ページ
出版社: 小学館 (1996/08)
ISBN-10: 4095593016
ISBN-13: 978-4095593012
発売日: 1996/08
商品パッケージの寸法: 26.2 x 19 x 1.8 cm
定価2720円+税 絶版 人気商品
※表紙カド破れ少有り、本体に支障ないですがご理解のうえ
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