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わが人生記: 青春・政治・野球・大病
希有の新聞人のはじめての自記自伝。詩人になることを夢見た小学生のころから、新聞社主筆として多忙の日々を送る現在まで、浮沈も波瀾も率直に記した注目の書である。半生の回想にとどまらず、小泉政治に歴史的視点から警鐘をならし、転換期を迎えたプロ野球には鋭い提言を行うなど、著者の人生観、世界観が凝縮された戦後史の第一級の証言だろう。新聞記者修業時代の苦労話や、病妻へのあふれるおもいを明かした書き下しなど、本作のためのオリジナルも充実。
内容説明
詩人になりたかった幼いころ、哲学を愛した学生時代、徴兵されて苦悩し、反戦を願い、一時は共産党員になったことも。新聞記者として戦後の日本政治の修羅場を歩き続け、マスコミ界の伝説となった現在までの浮沈も波瀾も率直に記した一代記。ポピュリズムに警鐘をならし、プロ野球に鋭い提言を行うなど、著者の人生観、世界観が凝縮された戦後史の証言だ。病妻への思いを記した章などでは、ふだん見せない著者の人柄があふれ出る。巻末に「追悼中曽根康弘元首相―私心なき勉強家 盟友との六十余年」を収録。
目次
第1章 新聞記者修業
第2章 暗かった青春時代(共産党体験が残したもの;恩師出隆と『哲学以前』;葬送曲 チャイコフスキー“悲愴”)
第3章 政治家と指導力(小泉首相に友情をもって直言する;指導力と政治宣伝の理論)
第4章 プロ野球(二〇〇四年夏の騒動とは;私のプロ野球改革論―聞き手・小林至)
第5章 老夫婦の大病記(私のガン手術体験記;老いた病妻をいとしむ)
追悼 中曽根康弘元首相―私心なき勉強家 盟友との六十余年
レビューより
奥方との話は素晴らしかった。老年期に達した人々の胸を打つのではなかろうか。
戦時中、文化系でも学徒出陣を免れた「特別学生」という制度があったとは知らなかった。ちなみに東大法学部で30人、文学部で5人という狭き門だったらしい(p.13)。ナベツネさんは出陣組でヒドイ目にあったらしく、靖国神社などにも「なんで東条なんかが祀られているところに参拝なんぞする必要がある」という姿勢で好感がもてる。敗戦後、大学に戻り「天皇制打倒」と書いていた共産党のポスターを見て即、入党するが、主体性論争を引き起こして除名されるのというのもなかなか。
渡邊恒雄氏の志と、それなりに誠実な魂は、確かに伝わってくる。もう一つ、読売新聞と同種の右派メディア・フジサンケイグループで、労組を結成して懲戒解雇されてまでも抵抗し抜いた論説委員・松沢弘氏の快作「フジサンケイ帝国の内乱」(社会評論社)とあわせて読むと、この国のメディアの真の姿が浮かび上がってくる。
当初はあまり期待せず読んでいたのですが、これが結構興味深い内容なのです。実は渡邉氏、当時のインテリと同様若い頃は共産党にかぶれ、結構活動もしていたようなのです。しかし、本書を読んでみると、渡邉氏の思想の根本は、若い時に傾倒した哲学的素養に基づいているのがよく理解できます。また渡邉氏といえば、当然野球で、世間的に結構嫌われるキャラクターですが、その行動、原動には、総統の知識、覚悟があるというのがよくわかります。後興味深いのは、やはり政治家との交流に関する話でしょうね!渡辺氏のバイアスがかかっているとは思いますが、本書を読み中曽根氏の凄さを再確認しました。